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北村薫さんの小説「八月の六日間」(KADOKAWA)で、扉イラスト(登山ルートの地図)を描きました。
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5/28発売の北村薫さんの小説単行本「八月の六日間」の中で、
扉イラスト(登山ルートの地図)を描きました。
装画は版画家の謡口早苗さん、装丁は大武尚貴さんです。とても綺麗な本です!
特設サイトと、書店さんで配布されるフリーペーパーにも、イラストを使ってもらっております。
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主人公はアラフォー編集者の女性で、文芸誌の副編集長をしていて、中間管理職として心を擦り減らしたり、元彼が結婚したりと、いろいろあるけど、山歩きで自分を取り戻す…というお話です。

私は登山経験がなく、この小説に出てくる場所にも全く行ったことがないのですが
山知識がなくても、単に「働く女性の話」として面白かったですし、
たぶん登山経験がある方なら、より面白く読めるのではないかと思います。
主人公が小説誌の編集者なので、登山にも本を必ず持っていくし
お話の中でも、本をよく読むので、出てくる本にも興味を持ちました。
いつか山に登ることがあったら、
コンデンスミルクを入れたミルクティを飲んでみたい!と思いました。
(とりあえず家で、普通にミルクティ入れて飲みました。)

あと、すごく個人的な感想になりますが…
私は、本や雑誌が大好きで、基本的には「出版に関わる仕事」として
イラストレーターをしているというところがあります。
また私は、村上春樹さんと安西水丸先生の関係に、非常に憧れを抱いており、
小説家と切磋琢磨して成長していくという人生に、大変憧れています。
ですので、いつかそういう関係になれる小説家と出会えないだろうか?
と日々妄想していました。

しかし、その妄想は、自分自身という現実の前に、打ち砕かれました。
私は小説の挿絵を、過去に2回描いたことがあるのですが
実際に小説の仕事をやってみると、
小説を読んで何かの絵を描くということは、私にはとても難しく感じられました。
そのあと、「今後は、自分は小説に関わる仕事はできないだろう」と、
自分で勝手に思っていました。
しかし今回、扉絵といっても、いわゆる「挿絵」でなく、
「小説の中で主人公が歩いた道筋の地図を描く」
というお仕事を頂き、「こんな仕事があるとは!」と驚くと同時に、
自分では思ってもみなかった形で、小説との関わりを持つことができて、
「私でも、小説に関係する仕事ができるんだ!」と思い直すことができ、
とても嬉しかったです。

この仕事を通して、まさに、
「違うルートで同じ山を攻める」的な感じで「忘れ物を取り戻した」
気持ちになりました。

「八月の六日間」は本日、「王様のブランチ」でも紹介されたようです。
特設サイトはコチラ。ラジオドラマ、北村薫先生インタビュー動画もありますよ!
よろしくお願いします。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/2014/8gatu/

八月の六日間

北村 薫 / KADOKAWA/角川書店


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by petit_montre | 2014-05-31 19:04 | showcase・5(地図ほか) | Trackback
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