![]() きのうは、「LOCAL DESIGN SCHOOL」へ行き、 NOSIGNERの太刀川英輔さんの授業を聞いてきました。 http://localdesignschool.com/4th-class/ ↓「ローカルデザインスクール」というのは、こういうのです http://localdesignschool.com/about/ 実際に話を聞く前は、私は太刀川さんのことを 「プロダクトデザイナー」だと思っていたのですが、 話を聞いてみると、 「デザインという文法を使った仕事」をする人だなと思いました。 「ものを『記号・意味・関係』に分けて考え、 その中でも『関係』を一番重視しないといけない」 という話が、いちばん頭に残りました。 自分の仕事に置き換えて考えてみると、以下のようになるのではないかと 考えました。 ・なんで今、イラストレーションの経済的評価が低いかというと、 制作物自体が記号で終わってて、意味がなかったり、 記号と意味はあっても、関係が築けてないのではないか? (「既にある関係のありかた」のパイの奪い合いになっており、 結果として価格競争になってしまっている) ・イラストレーターが、太刀川さん言うところの、 「テーブルのことしか考えてないテーブル職人」になってしまってる人が 多いのではないか? テーブル職人が少なかったり、テーブルを作れば売れるという、 テーブル不足の時代ならいいが、今はそうではない。 クオリティが高いテーブルが、簡単に作れるようになっているし、職人も多い状態。 こないだの座談会で聞いた話とも重なりますが、 たぶん長く活躍できている人は、いろんな意味で 「関係性を考えた仕事」ができている人なのではないか?と思いました。 ためになったし、いろいろ見えてきました。 交流会があり、いろんな人とお話したのですが その中でも一番驚いたのは、 慶應義塾大学大学院の、メディアデザイン研究科の修論についてです。 なんとこの学科は、自分でスポンサーを見つけてきて、何かのプロジェクトを実行するということが 修論になるんだそうです。 http://www.kmd.keio.ac.jp/jp/admissions/masters-program.html ↑この「リアルプロジェクト」ってやつかな… なんて、実践的なんだ。 大学院って、理系とロースクールとMBA以外は、研究者になるための教育をするんだと 思っていたのですが、違うんですね。 こーやって学生のうちから実務やってたら、余裕でガンガン働けるよな〜 ぜひメディアをイノベーションして、文化創造立国を先導してほしいものであります… ちなみに写真は授業内容とは関係なくて、帰りに「フクモリ」で食べたチキンライスドリアと味噌汁です。
by petit_montre
| 2014-04-04 08:00
| 日記
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