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【総括】今更ですが、昨年3月に行った展示「プロフェッショナル やさいの流儀」展について
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時の流れは早いもので、もうすぐ1年たってしまいますが、
今更ですが、昨年3月に行った展示
「プロフェッショナル やさいの流儀」展の総括をやろうと思います。

自分はかつて「イラストレーションを展示すること」
に、ものすごい抵抗がありました。
が、色々思うところがあり、考えが変わったので、
展示をやることにしました。


今回やった展示の内容は、
連載の原画と一緒に、実際に取材したものの中身が見れる
(取材写真も見れるし、商品紹介もあり、プロ本人も1人来る)というもので
イラストレーションの展示としては、かなり変わった展示のやり方でした
が、
このやり方は、結果として、いろいろなことを私にもたらしました。

【良かったこと・思ったこと】
★結果的に、メチャクチャたくさん人が来た。(7日間で約500人、週末は1日約150人)
なかなか個人営業では、これだけの人には会えない。
→幸運なことに、渋谷駅の副都心線〜東横線接続運転開始、
旧東横線地上ホームの利用最終日と重なり、
渋谷駅自体に人が多かった。(みんな渋谷駅の写真を撮りにきていたので)
また、隣でやっていた、d47MUSEUM「みんなのスーパーマーケット」との相性がよく
流れでやって来た人がいた。かなりラッキー
たくさんの方との出会いがありました。

★イラスト自体を見に来た以外の人では、
・野菜を食べるのが好きな人
・家庭菜園を趣味にしている人
・農業体験が好きな人
のほか、
・料理関係(野菜料理を重視したレストランの経営者など)
・農業ビジネス従事者(農家向けの展示会の主催者、今後参入したいと思っている人など)
・実家が農家だが、野菜が全然売れなくて、困っているという人
(鹿嶋パラダイス、夢農楽の事例が参考になった様子)
・野菜に関わる仕事に興味があるが、農作業はしたくないと思っている人
(こういう若者が、けっこう多かった)
・各プロの知り合い、ご家族、板木先生のファン、藤田先生のファン
・通りすがり
など、幅広い層のかたが来場した。
→これは、想像以上に嬉しい効果で、
私自身が「今の日本の農業の状況では何かが良くないと思っているが、農作業はしたくない」
「一般消費者として、自然な形で何かできることはないのか」
と思っている人間なので、
同じ考えを持った人の他に、「野菜」というキーワードだけで
こんなにたくさんの人が展示を見に来てくれたことに、驚くとともに
この分野で何かをすることの可能性を感じた。
→逆に言えば、イラストルポ+αの形式の展示で、他の分野でも人を集めることはできるのではないかと
感じた。

★「イラストレーションの展示」というのは、実際は「営業活動」であるにもかかわらず
世間の人は、そうは見ない。良くも悪くも、「芸術活動」のように見られる。
展示をやってみる前は、その「イラストレーション」への誤解が、
職業としての「イラストレーション」の成立への障害になっているのではないか
と考えていたが、
逆に、その誤解があるからこそ、見る人の間口を広げていて、
いろんな人に興味を持ってもらえているのではないかと感じた。

モチーフ自体(今回の場合、野菜のプロとその活動内容)に興味がある人、
絵画として興味がある人の両方に、同時にアプローチできることは、
表現として強いのではないかと感じた。
*文章や写真など、他の表現でも同じかもしれないが、
文章は展示ができないし、写真はモチーフに引っ張られがちな気がする…
今回の場合、単に「似顔絵」として見てる人もいたし、「コピックで描いてる」
という興味だけで、原画を見てる人もいたので…

★イラストルポであることで、非言語コミュニケーションになっている。
外国人の人でも、なんとなく内容がわかるので
外国人観光客の来場者も多かった。

★単純に、見に来た人に直接説明できるのは、楽しい。
(こっちから行かなくていい)

★「絵を描いてるところを見ること」に興味がある人がいる
ことがわかった(そば打ち的な?)

★「展示をする」ことが、「活動(仕事)」だと思ってる人、
展示をしないと、「活動してない(仕事してない)」と思う人がいることがわかった。

★「展示をする」ことは「スゴイ」と思っている人がいるということがわかった。
(よくわかんないけど、凄くほめられた)
−−−−−−−−−−−−
【デメリット・問題点】
★お金がかかります…
展示会場費、広報宣伝費、設備費など
まあそのお金は販促費として経費計上すれば良い話なので、まあいい

★展示は、常駐しないと意味がないと思うんだけど、
常駐するってことは、準備〜展示会の間は仕事ができないので、
その間に稼げたはずの収入が得られないということである。
実際、断った仕事もある…(すみません)
そういうリスクもある。(1人でやってる商売の弱点)
なので、ある程度お金にゆとりがないとできない…
「やさいの流儀」展の時は、企画した時には次の仕事も何も決まってなかったし、
貯金も展示ぶんしかなかったので、完全に賭けだった…

*なので、多分自分が次回、何か展示とか個展をするときは
・本を出すことができたとき(本の販促イベントとしての原画展示)
・新しい作風を開拓でき、仕事レベルまで引き上げることができたとき
(新規の作風の発表会としての展示)
・それなりに作品数がたまった時(営業&市場調査としての展示)
・絵そのものを、絵画作品として売りたい時(展示即売会としての展覧会)
だと思います。
今回は、「『プロフェッショナル やさいの流儀』は、
『やさいの時間』で連載してるけど、
家庭菜園に興味がある人だけが読者なのは、もったいないと思った。
逆に、野菜とか家庭菜園に、興味なさそうな人に見てほしいと思った。」
っていうのと、
「イラストレーターという仕事自体が、理解されてないのではないか問題」
を解決するのが展示の目的だったので、かなり例外です


★いろいろ、誤解された。
まあ、これは不特定多数に発信することには、必ず伴うことだと思いますし
自分の企画も詰め込みすぎだったという悪いとこがあったと思います
−−−−−−−−−−−−
【反省点】
・そもそも、展示の要素が多すぎた…
私自身の、仕事の考え方のアピールはしなくてよかったかも…
*去年は、自分自身が、イラストレーションをめぐる状況に
ものすごく憤りを感じていたので、アピールせずにいられなくて、

まあ仕方なかったんだけど…
今度から、テーマは1個に絞るべきだと思った。

・きちんとしたプレスリリースを作るべきだった。
・それに加え、プレスリリースは3ヶ月前に作るべきだった。
・スケジュールがカツカツすぎた。
次回展示をやるときには、会場は、可能なら1年以上前におさえて、
計画的にやっていくべきだと思った。
−−−−−−−−−−−−
この経験を踏まえて、今年の活動計画を立てていこうと思います
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by petit_montre | 2014-01-09 05:36 | 展示 | Trackback
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